男嫌い×女嫌い=❤
「あのっ・・・今日は本当にありがとうございました」

女はゆっくりとそー言って頭を下げた。

桃の香りが俺を包んだ。

「それじゃぁ」

立ち去ろうとした女に、俺は言った。

「なぁ。あんたさ、男が嫌いなんだろ??」

「えっ・・・」

「普通囲まれただけで気絶はしねーだろ」

「・・・嫌いっていうか・・怖いんです」

「あっそ・・・」

俺何落ち込んでんだよ。

俺はその場を去った。
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