男嫌い×女嫌い=❤
私たち二人の間に沈黙が訪れた。

その空気に耐えられなくなって私は教室に戻ろうとした。

すると、腕をつかまえられた。

「えっ!?」

「俺さ、女が嫌いなんだ。でも・・・・」

「・・・」

「お前は違う気がする」

彼の真剣な顔に私の胸はトクンと鳴った。
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