龍太郎一味のグダグダ会議
「つまり」

水餃子をモシャモシャ食べながら龍娘が言う。

「アリスカや城山は優等生だから、生徒会長には目を付けられていないという事だ。だからジェノサイドの経験もない。それに比べてお前達は何だ、このバカアホ姉弟め」

スペシャルバカにアホの子。

成程、上手い事言ったものだ。

「何だとこのデレ教師!」

龍太郎が身を乗り出す。

「龍娘先生だって文化祭の時に、舞台をメチャクチャにして生徒会長に叱られた癖にぃっ!」

そう、龍娘は教師の癖に生徒会長に叱られて、ショボンとなってた恥ずかしい過去の持ち主なのだ。

「うっ、うるさいっ!あれは色々仕方なかったのだ!」

「何が仕方ねぇんだ!『ロミオとジュリエット』がメチャクチャになっ…」

「黙れっ!」

「はおうっ!」

口封じに龍娘に顔面を殴打され、龍太郎は玄関の外まで転がり出た。

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