龍太郎一味のグダグダ会議
そんな骨はさておき、話題は都市伝説好きの背負っていたお面少女に移る。

「誰彼構わずおぶさっていくんだって。顔文字の書かれた24種類のお面を、次々被り替えて」

エージェントの癖にこういう怪談の類は好きなのか。

アリスカが嬉々として語る。

「で?」

その手の怪談は、身も凍るような結末が付き物だ。

身を乗り出して聞き入る龍娘。

「…それだけです」

「は?」

「強いて言うなら、何かいい事があるそうです」

大したオチもなくて申し訳なさそうなアリスカ。

「何とも漠然とした話だな」

龍娘苦笑い。

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