龍太郎一味のグダグダ会議
小夜が小首を傾げる。

『無理難題?』

「ああ…ここだけの話…」

龍娘が声を潜める。

「貴族服着て王冠被って、白馬に乗って迎えに来て欲しいと頼んだらしいのだ、筱萠の奴」

「っっっっっ…」

アリスカ、小夜、ドン引き。

例え話として、そういう素敵な殿方との出会いに憧れるという話はよく聞くが、まさか実践させる女子が存在しようとは。

「話はそれだけではないのだ」

更に龍娘は声を潜める。

てか何故潜める?

「アルフレドの奴、最近になってバイオリン男子から貴族服を入手したらしい」

「真に受けちゃってんのっっっっ?」

アリスカ、更にドン引き。

「うわあっ、素敵な話だねぇ」

雛菊の言葉に。

『「「うぇええぇえぇっ?」」』

小夜、アリスカ、龍娘絶叫。

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