龍太郎一味のグダグダ会議
『番外編にもあったと思いますが…』

コホン、と咳払いする小夜。

『城山家の女は、一度沈黙を決めたら滅多な事では喋らないんです。だから余程の事がない限りは、今後も喋らないつもりです』

「その滅多な事というのが、丹下への告白という事か?」

龍娘がニヤニヤしながら問いかけると、小夜の頭からプシューッと蒸気が噴き出した。

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