龍太郎一味のグダグダ会議

「てか、彼って自律型でしょ？自分で大抵の整備とかできちゃうんじゃないかしら？」

愛銃をいつも自分でメンテナンスしている、エージェントのアリスカの意見。

「でも自分で自分を整備って…人間なら、健康診断を自分でしちゃうようなもんでしょ？」

雛菊が疑問符を浮かべる。

「それに関してはだな」

龍娘が口を開いた。

「ラエクスの奴は、元々軍のロボットだろう？月に一回、軍の方から担当者が来て整備をしているのだ。やはり自らダダ漏れにしてしまったとはいえ、軍事機密の塊だからな、奴は。そこら辺の人間に整備をやらせる訳にはいかんのだ」

「では…軍の人間が天神学園に出入りを…？」

小岩井が眉を顰めるが。

「別に迷彩服を着て銃を持った兵士が出入りしている訳ではない。何か不穏な真似をしたら、我々教師陣が黙っていないさ」

龍娘が笑みを浮かべた。