龍太郎一味のグダグダ会議
さて。

「ご馳走様でした」

アリスカが蕎麦の器に箸を置く。

「ロシアではこういう風習ないけど、年越し蕎麦っていいね。美味しかったなぁ」

「そ?気に入ってもらえてよかったよ。じゃあ食べ終わった事だし」

雛菊が立ち上がって上着を羽織る。

「そろそろ出かけようか?」

『ん?』

「どこへ行くのだ?」

キョトンとする小夜と龍娘。

そんな彼女達の前で、雛菊は壁に貼り付けた紙を剥がしてクルクルと巻き取る。

「勿論、疑問を解決しにだよ」

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