龍太郎一味のグダグダ会議
『でも色白先輩も眼鏡先輩もまだ高校生ですし…結婚とかそういう先の事はまだ早いっていうか…』

小夜がオズオズと意見を出す。

「そ、そうよ…そんなに結論を急がせたら可哀相だよ…」

モジモジしながら言うアリスカ。

「でもアリスカちん、彼氏がそういう先のプランまで考えててくれたら嬉しいでしょ?」

雛菊の問いかけに。

「そ……そりゃあ…………まぁ…………」

指先で綾取りしながらアリスカは頷く。

「そういう雛菊はどうなのだ?」

龍娘が訊くと。

「私んとこは、彼氏メロメロだもん。結婚したいと思ってるに決まってるよぉ」

何故か自信満々の雛菊。

こういうカップルに限って、意外と気持ちに温度差があったりする場合もあるのだが…。

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