龍太郎一味のグダグダ会議
「ちょっと待て」

思わず龍娘が声を上げ、雛菊達は立ち止まる。

「雛菊、一体何のつもりだ?目的を言え」

「ふっふっふ、バレちゃあ仕方ないねぇ」

雛菊はポケットの中から小さなメモ用紙を取り出し、読み上げる。

「Hさんからの疑問、『生徒指導部長のお宅』」

「ぎゃあぁぁあぁぁあっ!」

龍娘が頭を抱えて悶絶する!

「どうか!どうかそれだけはっ!」

「甘い!龍太郎一味に命乞いなんて通用しないんだよ龍娘先生」

雛菊が指を鳴らすと。

『すみません龍娘先生』

「運が悪かったと思って諦めて下さい」

小夜とアリスカが龍娘の腕を左右から掴む。

「頼む、頼むから私の自宅だけはぁあぁっ!」

龍娘の絶叫だけが、寒空に木霊した。

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