龍太郎一味のグダグダ会議
『でも』

小夜が意見を述べる。

『今、龍娘先生が龍太郎君に教えている硬気功…あれなら銃弾や魔法まで防げるんですよね?なら刃でも防げるんじゃ…?』

「そりゃあ並の剣客相手ならば、硬気功で十分事足りる」

龍娘が頷く。

「しかし…例えば体育教師夫妻ほどの達人ともなると油断は出来んな…あの二人に川蝉や黄昏を握らせたまま、硬気功で受け太刀する勇気は私にはない…腕の一本も失いそうだ」

龍娘をして、武闘派教師陣との戦闘は、そこまでの覚悟を必要とさせるのだ。

< 318 / 1,165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop