龍太郎一味のグダグダ会議
一行は中華街へと到着。

「うーん、私がブリテリ君から教わった情報によると、龍娘先生んちはこの辺なんだけど…」

中華料理店や漢方薬局、土産物屋が立ち並ぶ一角。

雑多な中をキョロキョロしながら歩いていると。

「頭目」

一人の男が声をかけてきた。

頭頂部の禿げ上がった、細目の中年。

灰色の人民服を纏い、両手を後ろに組んだ姿は典型的中国人といった感じだ。

しかし。

「今回の『売り物』はその娘っ子どもですか?ほほぅ、なかなかの上玉…露西亜の娘もいるじゃないですか。こりゃあ高い値がつきそうだ」

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