龍太郎一味のグダグダ会議

「おっ邪魔しまぁすっ！」

「あっ、こらっ！」

龍娘の制止も聞かずに雛菊が部屋の中に上がり込んだかと思うと、手当たり次第に箪笥やらクローゼットやらを開けて回る。

「わ、クローゼットはチャイナドレスいっぱい！」

龍、鳳凰、麒麟といった刺繍を施された紅、蒼、翠のチャイナドレスが収納されている。

どれも皆、とても教師が着用するとは思えないような、派手且つ深いスリットの入ったチャイナドレスだ。

「あららららら…」

『ひゃあぁあぁ…』

アリスカと小夜が赤面しながら見ている箪笥の上から三番目は下着が入っていた。

「先生こんなの着けてるんだ…」

『やっぱり大人の女性は違いますねぇ』

「んー？どれどれ？」

雛菊も覗き込む。

「あ、これ、この紐みたいなの、私も持ってる」

「『持ってんのっ？』」

アリスカと小夜、絶句。