龍太郎一味のグダグダ会議
数分後。

七星は両手を後ろ手に縛られて、アリスカ・テフレチェンコの部屋の中に座らされていた。

「神楽 七星ちん、ようこそグダグダ会議へ!」

白衣、伊達眼鏡着用の雛菊を筆頭に、龍太郎、龍娘が拍手する。

アリスカ、小夜、小岩井は胡乱な目。

「これは…世間的には誘拐ですよね…」

小岩井が呟く。

「私エージェントなのに…犯罪行為に加担してしまった…」

頭を抱えるアリスカ。

「あ!」

雛菊とアリスカを見て、七星が声を上げる。

「思い出した!入学式の時に見た、銃を抱えてたロシア人と、私の胸を鷲掴みにしたアホの子!」

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