龍太郎一味のグダグダ会議
「……で、連れていかれちまった、と?」

アリスカの部屋。

グダグダ会議の為に集まっていた龍太郎達に七星の危機を知らせた小夜は、コクコクと頷く。

「馬鹿な奴だな、神楽の奴め…あそこの男子校はタチの悪いので有名だというのに…」

流石は生徒指導の龍娘、他校の生徒についても詳しい。

「一人で連れて行かれてしまったのですか…心配ですね…」

小岩井が小さく呟く。

『助けに行ってあげなきゃ、七星ちゃん危ないんじゃないかな?』

小夜の意見に。

「そりゃそうでしょ!このままじゃ七星ちんのけしからん乳の危機だよ!」

白衣と伊達眼鏡を投げ捨て、雛菊が立ち上がる!

「急ごうよ、みんな!」

バイオリンケースを片手に、アリスカも準備を始めた。

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