龍太郎一味のグダグダ会議
問題の男子校。

「おぉ?」

校門から出てきた柄の悪いヤンキー達が、一人の少女に気付く。

ツインテール、小麦色の肌、童顔でスレンダーな、元気のよさそうな少女だ。

「なになにカノジョ?このガッコに何か用?」

「カレシでもいんの?」

女日照りの男子校生徒、彼らはすぐに少女に擦り寄る。

「ううん、そうじゃなくて」

少女はニパッと屈託なく笑う。

「ここに私の後輩の女の子が連れてかれたみたいでさぁ…お兄さん達、知らない?」

「……ああ」

少女の言葉を聞き、ヤンキー達はニヤニヤ笑う。

「あの巨乳ちゃんだろ?繁華街で拉致ってきたっていう…」

「多分アイツら体育倉庫に連れ込んだんじゃね?そんな事よかさぁ…」

少女の肩に手を回そうとしたヤンキーを。

「うぎゃっ!」

少女…雛菊は、スカートが捲れて下着丸見えになるのも気にせず蹴り上げる!

「七星ちんの居場所がわかれば、もうアンタ達には用はないの…それに私の彼氏は、アンタ達みたいなギラついたケダモノじゃなくて、もっと色白で可愛いんだから!」

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