龍太郎一味のグダグダ会議
男子校の裏口。

龍太郎達から逃れ、数人の男子生徒達が走っていた。

この騒ぎの元凶、七星を拉致した張本人だ。

首謀者であるにもかかわらず、仲間達を見捨てて自分達だけ逃げていたのだ。

しかし、そんな彼らの前に。

「!」

灰色のツナギを纏った、黒髪の無表情な男が立ちはだかる。

「どけ!どかねぇとぶっ殺すぞ!」

コソコソと逃げなければならない惨めさを、男に怒号で叩きつける男子生徒達。

「…殺すときましたか…」

その男…小岩井 防人は。

「!!!!!!!」

右手に処刑人の剣を瞬時に顕現させ、切っ先のない円い先端を向ける。

「死神に対してその言葉…高くつきますよ…?」

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