龍太郎一味のグダグダ会議
「龍娘先生、この部屋に彼氏とか来た事はあるんですか?」

雛菊が不躾に訊ねるが。

「そういう質問が来るだろうと思ったよ」

龍娘はさっさと三人の湯飲みを引いてしまう。

「ほら、帰った帰った!私にも年末のプライベートというものがあるのだ。お子様は帰れ帰れ!」

「あ!彼氏が来るんだ!これから年越しデートなんだ?」

「うるさいぞ雛菊!」

キャイキャイ喧しい三人の背中を押しながら、龍娘はドアの前まで追い出す。

姦しい三人娘を外へと追いやった後。

「先生、また遊びに来ていい?」

雛菊の屈託のない笑顔に。

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