龍太郎一味のグダグダ会議
突然の絶叫に驚くアリスカと小夜。

『な、何ですかっ?』

「どしたの雛菊ちゃん?」

「大変だよアリスカちん小夜ちん!」

雛菊はポケットの中から小さなメモ用紙を取り出す。

「年内の疑問は年内に解決だって言ったのに、もう一個疑問が残ってたよ!」

彼女はアリスカ達の腕を掴んで、慌てて近くの喫茶店に入る。

幸福少女や眼鏡男子と共に、先日ケーキとお茶を楽しんだあの喫茶店だ。

今夜もジャズアレンジの『不機嫌なマイハニー』が極々静かに流れる店内で。

「大将、ホットカフェオレ三つ!」

雛菊が静寂をぶち壊すように叫ぶ。

てかマスターに向かって大将言うな。

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