龍太郎一味のグダグダ会議
「じゃあ方向音痴弟君は?」

雛菊が疑問を呈する。

剣客でありながら、割と現代に馴染んだ服装を好む方向音痴弟。

普段から制服も着用しているし、下着も現代に沿ったものではないのだろうか。

「でも彼はちょっと天然気味な所もあるし、案外褌という可能性も…」

顎に手を当てて考えるアリスカ。

『方向音痴のお姉さんの方に訊いてみますか?』

携帯を取り出し、メアドを呼び出す小夜。

「え、そんな事メールで訊かれたら、あの子困っちゃうよ?」

それとなく小夜を窘めるアリスカ。

「私は平気だよ?自分のでも龍太郎のでも教えてあげる」

「雛菊ちゃんは特殊なの!」

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