龍太郎一味のグダグダ会議
男は警戒する。

あのドラグノフを持つ小娘はともかく、チャイナドレスの女と用務員の男は只者ではない。

人殺しに慣れた自分でさえ、そう簡単に仕留められる相手ではないだろう。

こんな学校に、何故ここまでの使い手がいる…?

場数を踏んだ男でさえ戦慄に汗を浮かべる。

と、その時。

「っらぁっ!」

「!!?」

足元に跪いていた龍太郎が、男の顎を打ち抜く!

アッパー気味の掌底!

油断していた事もあり、男の脳は揺らされる。

畳み掛けるように追撃する龍太郎だが。

「うぐぁっ!」

流石はテロリスト、おめおめとはやられない。

両手で龍太郎の左右の耳を叩き、一時的に動きを止めさせる。

更には彼の髪の毛を鷲掴みにし、龍太郎の顎をかち上げるように膝蹴り!

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