龍太郎一味のグダグダ会議
しきりに首を傾げる眼鏡男子に両手を合わせ、何度も詫びながら見送るアリスカ。

彼の背中が見えなくなった後。

「~~~~っっ」

彼女は慌てて部屋の中に入り、大きな音を立ててドアを閉めて厳重に施錠した。

「何やってんのアンタ達っっっ!」

「あ・はっぴぃにゅういやぁ~ん♪」

コタツの中に足を入れて、二段重ねのおせちの重箱まで持ち込んで。

龍太郎一味の四人がまったりしていた。

「帰れ!今すぐ帰れ!光の速さで視界から消えて!」

アリスカさんご立腹。

「まーまーいいじゃん、彼氏とはゆっくり新年デートしてきたんでしょ?」

プププと笑う雛菊。

腹立つわぁ、コイツ。

「何でいつもいつも私の部屋に勝手に入るのっ?どうやって入ったのっ?」

「私が教師権限で合鍵を借りてきた」

数の子をいい音させて食べる龍娘。

「不法侵入だって言ってるじゃん!プライバシーの侵害!犯罪よ!警察呼ぶから!」

「要求は却下します」

「うきゃ~~っっ!」

アリスカ半狂乱。

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