龍太郎一味のグダグダ会議
「まずは新年一発目、Hさんの興味ある事で『方向音痴姉とかぐや弟って付き合ってるのか否か』」

雛菊がメモ用紙を読み上げる。

「かぐや弟って、あの皇帝の弟君と双璧をなしてるナンパ君の?」

『そうらしいですねぇ、最近はすっかり大人しくなってるみたいですけど』

アリスカの言葉に小夜がコクコク頷く。

「おぅ小夜、かぐや弟には気をつけろよ?大和撫子系の女にやたらと反応するらしいから」

龍太郎が頬杖をつく。

「お?」

雛菊が目ざとくその発言にツッコむ。

「何で小夜ちんには注意を促すの?」

「そ、そりゃあ…言っただろ?大和撫子系の女に反応するから…」

「龍太郎は小夜ちんが、大和撫子だと思うんだ?」

「あ…あぁ?」

「大和撫子って誉め言葉だよねぇ?お淑やかで女の子らしいって思ってるんだぁ?」

『あ、有り難う、龍太郎君…』

小夜、ユデダコみたいですよ?

「な、何照れてんだ小夜てめぇっ!」

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