龍太郎一味のグダグダ会議
「でも」

七星が呟いた。

「箱先生、本当は奥方先生や侍先生の事、凄く気にかけているんです。ゴールデンウイークの時も役に立てなかったって凄く落ち込んでいたから…本当は根は真面目で、他人の事を思いやる性格なのかも…」

「ほほぅ?」

雛菊と遊里がニヤニヤ笑う。

「七星ちん、随分と箱先生の肩を持つじゃないかぁ」

「雛ちゃん先輩もそう思いましたぁ?」

「うんうん、なんか贔屓の男の子の事話すみたいな顔してたねぇ」

からかうように言う雛菊と遊里。

更には。

「旦那ん家の居候に手ぇ出すのか…いい度胸だな七星」

「あの変態愛媛みかんを好いているのか…なかなかに趣味悪いな、七星」

龍太郎と龍娘まで言う。

「ちっ、違ぁあぁあぁああぁあうっ!」

耳まで赤くなって七星絶叫。

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