龍太郎一味のグダグダ会議
一族の為に尽力し、一族の為に耐え忍び続ける防人。

そんな防人を忌み嫌う一族。

防人が二十三の時、一族に最大の『災い』が訪れる。

炎を操る人外だった。

村を守る結界も、長老の術も、全てを破って村に侵入してきた強力な存在。

一族一番の使い手とされてきた長老がその人外に無惨に殺されれば、最早人外に対抗できる存在などいない。

「おのれ穢れ子!」

「我らを呪ってあのような化け物を呼び寄せたか!」

「一族を滅ぼす諸悪の根源め!」

「穢れ子!この世全ての悪め!」

口々に防人に呪詛を吐き散らす一族の者達。

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