龍太郎一味のグダグダ会議
「猪突猛進で突っ込んできた君の体を、1000兆ボルトの雷の矢が貫く筈だったのですが…危機察知能力はなかなかのものですね」

1000兆ボルトという単位がまた厨二病的である。

そして。

「1000兆ボルト…すげぇ雷だ…」

それを真に受けるスペシャルバカもスペシャルバカ。

これは迂闊に動けない。

膠着状態に陥る両者。

しかし。

「はっ!」

エンリィは突然、左手をビュン!と振る。

「!?」

条件反射で飛び退く龍太郎。

無論、別に何も起きない。

エンリィはただ手を振っただけ。

が。

「よく回避しましたね…僕の手から放たれる不可視の風の刃…掠めるだけで君の体は真っ二つだったでしょうに」

「何てすげぇ技なんだっっっ!」

アホ二人。

< 740 / 1,165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop