龍太郎一味のグダグダ会議
能天気な龍太郎がそうまで言うのだ。

事実修行は行き詰まっているのだろう。

努力家の彼が、ひたすらに努力を重ねても習得できない。

相当に困難な課題を、龍娘は与えているに違いない。

「弟弟子の拓斗は順調に老師の与える課題をこなして、どんどん上達していってるってのに…今に追いつかれて追い越されちまうんじゃねぇかって…」

ふと、龍太郎の表情が一瞬曇る。

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