龍太郎一味のグダグダ会議
ひたむきに強さを追い求めてきた龍太郎。

そんな彼が、今再びぶつかる壁。

自分はここ止まりなのか。

もうこれ以上の伸びしろはないのか。

ここが限界の男なのか。

もしかしたらそんな事を考えているかもしれない。

そんな龍太郎に。

「…龍太郎さん」

小岩井は視線を向ける。

…月明かりのない夜に、洞穴の奥を覗き込むような。

そんな黒く暗い瞳だった。

< 765 / 1,165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop