龍太郎一味のグダグダ会議
彼の目に、付喪神など見えていない。

付喪神と対峙した瞬間から。

いや、悪しき炎の揺らめきを見た瞬間から。

小岩井の記憶は、生前へと立ち戻ってしまっている。

村を滅ぼした炎の人外。

守れなかった家族。

助けられなかった村人。

そして…。

本当は…本当は辛かった。

本当は苦しかった、穢れ子としての日々…。

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