龍太郎一味のグダグダ会議
「ちなみに言っておくが丹下」

龍娘がビシッ!と指差す。

「お前は人間だから普通の試験だ。逃げられると思うなよ?」

「…空手の昇段試験にしてくれねぇか?四段か五段になったら卒業できるとか…」

苦肉の策を講じる龍太郎。

腕っ節だけで世間を渡れると思っている辺りが流石筋肉馬鹿。

「ならん」

サクッと拒否する龍娘。

しかし内心では。

(しかしアレだな…コイツが学園最強の座について、教師陣や教頭をも上回る実力を身につけたら、少し考えてやるのもいいかもな…)

同じ武道家として、そんな事も考えたりする龍娘。

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