龍太郎一味のグダグダ会議
「ぎ…!」

歯を食いしばり、三角絞めに耐える龍太郎。

ここで放してしまえば逆襲は免れない。

小夜も必死で絞め続ける。

振り解こうとする龍太郎、絞め上げる小夜。

緊迫した攻防が続く中。

「もう…いい…小夜…」

掠れた声で龍太郎が言う。

「すまねぇ…落ち着いたから…放してくれ…」

彼の言葉が嘘でない証拠に、龍太郎の筋肉は弛緩していた。

もう攻撃の意思がない証だ。

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