龍太郎一味のグダグダ会議
『龍太郎君…?』

衝動的に襲い掛かる。

如何に乱暴者の彼とはいえ、考えられない事だ。

恐らくは傍らにいたのが小夜ではなく遊里や七星だったとしても、先程の龍太郎の様子なら殴りかかっていたに違いない。

「…何だろうな…ストレスって奴なのかな…」

三角絞めの体勢のまま、龍太郎は苦笑いする。

「修行を続けて、補習なんか食らっちまったせいで、その修行さえ中断して…まだ浸透勁も習得できてねぇってのに…タイマントーナメントだってあと二ヶ月後なのに…」

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