王子様のお姫様


あれから、数日経った。


俺たちは、撮影をしている。







「俺が留学してる間、待っててくれるか?」



「...分かった」






[はーーーい。カットッ!]


「ここで、キスして貰いた「ちょっと、休憩もらってもいいですか?監督」


「...いいよ」


「...ちょっと、いいか?」


優はあたしの腕を掴み、どこかへと向かった。


着いた先は、屋上だった。


「...あのさぁ、ファーストキスまだだ。って、好きな人としたい。って言ってたよな?」





「...」






「それ、俺に貰っていい?」




「は?」



「聞こえただろ?何度も言わせんな」





「お前の事が好きだった。前から...」



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