浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件1【完】
「え……」
「私がどれだけ傷ついたか分かる?
優のこと…
信じてたのに。」
……………………。
また理科室に広がる沈黙。
前髪が顔を隠しいるので、優が今どんな表情をしているのか良く分からない。
「私、優のこと…
もう好きなんて言いたくない。」
…………言えないよ。
「………………。」
優は、私の顔の左右に置かれた手に体重をかけて、俯いたまま顔を上げようとしない。