浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件1【完】




「へー。
じゃあ俺、邪魔しまくりますね?
今までと同じやり方で」


いきなり口を開いた太一の声に、一旦抵抗を止める。


「面白いじゃん。
やれるもんならやってみれば?」



……この二人の会話はマジで意味分かんない!


邪魔?今までと同じやり方??………それ、何の話し…?





「それじゃあ俺部活行くんで、これで。

日南先輩、話したいって言ってたこと…また別の日に言いに行きます。

……櫻木先輩、部活来てくださいね。レギュラーなんだから」



嫌味を交えた言葉を残し、太一は化学実験室を出て行った。


今までの太一は、爽やかで、純粋そうで…無垢なイメージだった。


でも…


今は、ちょっと違った。
いつもの太一じゃないみたい…。



気のせい、だよね……?






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