浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件1【完】
10◆イケナイ契約
「何、俺に会えたのがそんなに嬉しいの?」
甘美な低い声と共に綺麗な口元が上品に緩む。
「な…違、う。」
あんなに必死に追いかけていたのに
その瞳に捕われた瞬間、魔法にかけられたように身体がピタリと動かなくなった。
前にも一度経験したことがあるこの感覚…。
頭がボーッとして働かない。