浮気彼氏に制裁を 〜悪魔と私の交換条件1【完】
6◆別れる決意
三日後、
「ゆな!!」
愛未と話していると、教室の入口の方から私を呼ぶ声がした。
「………優。」
「ゆな、ちょっと来て…。」
「………………。」
「ゆな?」
ガタッ
優の声に反射的に席を立つ。
「ごめん、ちょっと購買行って来るね。」
愛未に向けて言ったその言葉は
思った以上に、上擦った声になってしまった。
愛未はそんな私を見て、心配そうに顔を歪ませた。