TELYOU TELME
あたしは、健吾一筋だったの。
だから、こんな苦しかったのかもね。
すらっと高い身長。
無造作なのにどこか似合いすぎている髪型。
すっと高いきれいな鼻筋。
笑うと垂れる目。
男らしい大きな手。
何もかもが大好きだった。
本当は、今も大好きなのかもね。
あの声も、ことばも温もりも忘れられないの。
結局は、まだ大好きなんだね。
未練たらたらなんだわ。



あの時、健吾は
「俺、京子の結婚するから。絶対指輪買ってやるから。俺についてこいよ?」
って言ってくれたじゃん。
信じちゃだめだったの?
あの頃に戻りたいよ、、、
健吾、、、健吾、、、

まだ大好きなの。。。

お願い、、、

この思い、どうにかして?
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