溺愛しましょう!狼先輩!!!

拠り所

「ゆーの!」


あれからチャイムが鳴るまで
思う存分話して笑った私達。


本当はもっといたかったけど
始業式の今日は
それで授業が終わりだから渋々もどり
今は再び物置教室に。


今度はさーちゃんじゃなくて
佐渡原先輩との待ち合わせだけど。


「あ。先輩。」


「ごめんな。
担任に呼び止められて遅くなった。」


「あはは。
大丈夫だから気にしないでください。
それよりまた怒られたんですか?」


「ちょっとな。
担任もいちいちうるさいんだよなぁ。」


「先輩のための愛のムチですよ。
頑張ってください。」


きっと先輩だから髪の色とかだろうけど
そんな言われても変えないって
よっぽど気に入ってるのかなぁ...





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