Love meen you
「うさぎちゃんの意向を聞いてあげたいとこなんだけど…‥」

焦らして言うあいつに痺れを切らした私は

「だから、何ですか!?」
と、詰め寄った


「…‥僕ね、うさぎちゃんと同じ‥婦人服売り場担当なんだ」


「!!!!」
あまりのショックに開いた口が塞がらない


「婦人服売り場チーフの、松下 直樹です。宜しくね?」
悪魔の様な微笑みで、あいつが笑った


「ヨロシクオネガイシマス」
私は悔しくて、棒読みで答える


クスッ
松下さんは笑って私に近づき
「明日はセクシーなパンツ履いてきてね」
ポンっと私の肩を叩いて 耳元でそう囁やいた


「!!!!」



なんて…‥
なんて奴!!
信じられない!
あんな奴が上司だなんて!!

同じ売り場のチーフだなんて!!


力が抜けた私は
その場にへたへたと座り込んだ






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