Love meen you
「わぁ!!!」
急にブレーキをかけたため
勢いあまって車道に倒れた


キキーッ
っとすぐ目の前で一台の車が止まる


私の心臓は
バクバクと音をたて
動けずにその場に座り込んでいたら、
車のドアが開いて中から 人が出てきた

逆光でよく顔が見れなかったが
上背の高い男の人だって事は分かった


「バカヤロー!!お前は死にたいのか!!」
凄い剣幕で怒鳴るその人


「ごめんなさい!」
私は、怖くて顔を俯けて謝った


「…大丈夫か?」
その人はしゃがんで私の顔を覗き込む


「大丈夫です!本当にすみません、すみません!!」
その場から早く立ち去りたくて
急いで立ち上がろうとした私は、足がもつれて
その人に倒れ込んでしまった



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