Love meen you
「…‥っぶねぇ」

私は、その人に抱き着く形で
倒れ込んでしまった


「ったく、危ねー女だなぁ。大丈夫かよ?」

がっちりとした大きな手が私の肩を掴んで、体はその人から離された


私の顔は、一気に熱くなる


知らない人に抱き着いてしまった事と
肩を掴まれた事

少しごつごつした手に
男性を感じで

急に恥ずかしくなった


「すっすみません!」


「…っぷ、茹でダコみたいに顔が真っ赤だな」


「っな、事ないです!」
私は少し睨んでその人の方を見た


「やっとこっちを見てくれたな」


「…っえ?」


「ずっと俯いたままだったら、また転ぶぞ?」
はにかんだ笑顔で、私を見る


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