Love meen you

ドキッ

少し胸の奥が熱くなるのを感じで、その人を見た

眩しい光にも目が馴れてきて、顔の形もハッキリとしてきた


目にかかる位に伸びた前髪
奥二重の切れ長の目に
通った鼻筋
少し厚めの唇

……‥

「…惚れんなよ」


「…っはぁ？」


ぼーっと見つめていた私は
その人の言葉で我に返った


「さっきから俺の顔、じーっと見てるから」
と、意地悪そうに笑う


「そんなんじゃありません！
どうもすみませんでした」

私は倒れた自転車を急いで起こして、足早にその場から立ち去ろうとした時、

「うさぎちゃん」
と、呼び止められた


「はっ？」
私は、その人の方を振り向いた


「大人にもなって、うさぎのパンツとは！」


私は
カァっとなってスカートの後ろを左手で押さえた

「見たんですか！？」


「どうせなら、もっと色っぽいパンツが見たかったね」
クッと笑いながら、その人は言う


「すっスケベ！！」
その人を睨んで言った


「おー怖い、うさぎちゃんですねぇ。」


「本当にもう失礼します！」
少し声を荒げて、私はサドルに跨がった