Love meen you
「あっうさぎちゃん、、パンツと顔は幼いけど胸だけは大人の女だな」
と、少しにやけて言う

「なっ!!」

「…‥DかEってとこだな」
そう言って
その人は車に乗り込んだ


プッー

とクラクションの音と共に去っていった



……………
……………

「…‥なんてやつ!!なんて奴!!信じられない!!」
フツフツと怒りが込み上げてきて
少しでもときめいた自分が恥ずかしくなった


ってか、
胸のサイズ、何で分かるのよ!!


キンコーン

近くの学校の予鈴がなる


「やばっ!!こうしてる場合じゃないー」
私は急いでペダルを漕ぎ出した


今日は初出勤なのに!!


「遅れちゃう〜!!」


今度は、緩やかな坂道を登ってく


ハァハァ

息が切れそうになりながらも
登りきった所で

海が見える
小さな頃からずっと
ずっと見てきた海

太陽の光で海がキラキラと反射して


少しだけ
荒んでしまった心が洗われる


「よし、頑張って行くぞー!」
そう自分に気合いを入れて、
職場のスーパーへと急いだ


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