亡國の孤城 ～フェンネル・六年戦争～

風変わりな軍人の集まり。
自然、それは忌み嫌われる。

この国は大昔から男尊女卑の考えが根強い。
そのせいか、軍人に女がいることが許せない輩が大半だ。

特に、ゴーガン率いる第2部隊からの迫害は最悪。隊長が隊長なだけあって、隊員も質が悪い。

ちょっとキレたイブがよく、仮眠中の第2部隊に爆竹をお見舞いしたりする。
それをマリアとダリルが謝罪しに行く。
立ち去り際に、ダリルがぼそりと嫌みの一つを呟く。

かなり前から、このサイクルは出来上がっていた。


………だから、第2部隊と第4部隊の相性はマイナスが付くほど悪い。悪すぎる。