ある夏の日
すると老婆が自転車を降りて僕に話しかけてきた。
「どこまで行くの?」
「丘の上公園です。」
「若いのに丘の上公園まで自転車で行けないの?」
「思っていた以上に登り坂がキツクて…」
「そうだね。この登り坂は急だからね。この私の自転車は息子夫婦が買ってくれたんだよ。今の時代には便利な物があるんだね。がんばりなね。」
と話をした。
そして、自転車のカゴに乗っていた袋からアメを1個取り出して僕にくれた。
老婆は自転車に乗り登り坂をスイスイと登って行った。
普段は自動モーター付き自転車を見ても何とも思わないのに、この時ばかりは羨ましく思った。
「どこまで行くの?」
「丘の上公園です。」
「若いのに丘の上公園まで自転車で行けないの?」
「思っていた以上に登り坂がキツクて…」
「そうだね。この登り坂は急だからね。この私の自転車は息子夫婦が買ってくれたんだよ。今の時代には便利な物があるんだね。がんばりなね。」
と話をした。
そして、自転車のカゴに乗っていた袋からアメを1個取り出して僕にくれた。
老婆は自転車に乗り登り坂をスイスイと登って行った。
普段は自動モーター付き自転車を見ても何とも思わないのに、この時ばかりは羨ましく思った。