ある夏の日
僕は気を取り直し再びチャリを押し始めた。

せっかくだと思い老婆から貰ったアメを舐めながらチャリを押した。

老婆から貰ったアメは甘くて疲れてきた僕の体に力をくれた。


「………」


黙々とチャリを押し続けて、やっとの思いで丘の上公園へ着いた。
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