ある夏の日
短い距離だが僕にとっては修羅場だ。


「ビクビク…オドオド…」

すると茶髪の1人が
「オイ!」
と声をかけてきた。

僕はヤバいと思いながら小さな声で

「はい…」

と答えると茶髪の1人が

「鍵が落ちたぞ!」

と教えてくれた。

僕は慌てて鍵を拾い
頭を下げて小さな声で

「ありがとうございます…」

とお礼を言い足早にチャリへ向かった。


そして、すばやくチャリに乗りペダルを踏んだ。


しばらく心臓がドキドキしていた。
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