オオカミサンと女の子
出会い

あたし遊佐禀は,お母さんに頼まれた通りに

森に住んでいるお婆ちゃんの家まで御使いに行かなきゃいけないんだけど…


(ここどこなんだろう)

完ぺき迷子です

どうしていいか
オロオロしていると
『あんた,何してるの?』

救世主!!
「道に迷ってしまったんですが,ここって何処ですか?」

『あぁ~,アンタも迷子なんだ』

…まじでですかい


『そういや,あんた名前は?』

「遊佐禀と言います。」

『じゃあ,りんだな。俺は大神蓮,一応高一だ』

「私も,高校一年生です。」


『小さいから中学生かと思ったけど…』

「失礼です。」


『ゴメン,童顔だからつい。』


と,二人で話しながら歩いていると


心配して,迎えに来てくれたお婆ちゃんが家まで送ってくれたのでした。
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