その腕で抱きしめて
止まった時間
*誠哉side
「俺…、彩名ちゃんの事好きだよ」
言ってしまった。
彩名ちゃんを見てるとなぜか
胸がぎゅーっと締め付けられて…
愛しく思う。
だから好きなんだと確信した。
これで間違ってるのか
間違ってないのかは分からない。
だけど、守りたいって思った
「……酔ってます?」
彩名ちゃんは真っ直ぐ俺を見て聞く。
「今日は酔ってないよ」
俺は微笑むと
「抱きついてもいい?」
って…彩名ちゃんは頬を少し染めて
笑顔で言う。
……やばいんだけど//
女の子からそんな事言われたの
はじめてだから戸惑ってしまう。
「おいで」
なんて俺は手を広げると
彩名ちゃんは勢いよく飛び込んで来た。